支援機器は買えばいいというものではない,利用するために体の動きを支援する2つの機器

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iPadなどが支援機器とても良く使われています。
さまざまな用途があり,可能性も広がります。
しかし,そういった支援機器も体に合わせて利用しないと上手く使えません。
特に車椅子を使う人にとって,どうやって持ち運ぶかは大きな課題です。
そこで,以前こんな製品を紹介しました。

先日高知に行って,実際に作っているかとお話しをしました。
作成に際しては,さまざまな試行錯誤を繰り返したようです。
そんな,記録がこちらに紹介されていました。
開発物語
学校現場のニーズをよく聞いて下さったようですね。
利用の動画もあります。

もう一つ。
上肢の動きが十分でない筋疾患の人は腕を挙上できなくてタブレットなどの操作ができません。そんなときに,こんな機器があれば操作できるかもしれません。
MOMO(モモ)シリーズ
「できることを、ふやす」 シンプルなアームサポート。ALS、SMA、筋ジストロフィー、多発性硬化症、多系統萎縮症、パーキンソン、ギランバレー、頸髄損傷などによる上肢不自由の方々に利用されています。MOMO、MOMOプライム共に上肢装具として補装具の支給を受けることができます。
これも,操作の様子が動画になっています。

これらの機器を見ていると支援機器の2つの定義を思い出します。
それは

支援技術機器(Assistive Technology Device)

支援技術サービス(Assistive Technology Service)

これは,1988年に出た米国の法律「障害をもつ人のためのテクノロジーに関連した支援法:Technology-Related Assistance for Individuals with Disabilities Act」(通称Tech Act)で定義されたものです。ここには以下のように書かれています。

支援技術機器とは、買ってきたかそこにあったものか、手直しされたか、個人に合わせて作られたかに関わらず、障害のある人の機能を増大、維持、または改善するために使われるあらゆる装置、装置の部分、システムを指す。
支援技術サービスとは、障害のある人が支援技術装置を選ぶ、手に入れる、使用することを直接助けるあらゆるサービスを指す。

これで重要なのは,機器を提供するためにはそれを利用するためのサービスもセットになって考えないといけないということ。
学校などでICT機器が入っていても,それだけでは十分でなく先生方が使えるようにしていかないといけないと思っています。

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