知識は何のためにあるのか、プログラミング学習の先にあるもの


はじめに断らないといけませんが、覚える学習が必ずしも悪いとは思っていません。海外に行って、英語が話せない時にコミュニケーションのためのハンドブックを持って行って気がついたのは、自分が必要だと思っている箇所がどこにあるのか、わかっていないと使えなかったこと。
とっさに必要な情報を引き出すときには、現状は機械よりも自分が覚えている方が手軽だし、素早いと思っています。
ですが、ではものを覚えているということだけ教えていいのかというとそんなことはない。
ネットのニュースでこんな記事がありました。

トレーダーというのは高度な知識を持っているし、高度な判断力がある。でも、そういった人たちでさえコンピュータに仕事を奪われてしまう。
とても考えさせられる記事です。
ただし、これよく見ると3分の1はエンジニアになると書いてある。
つまり、実は「判断する」能力やコントロールする能力はまだまだ人間の方が優れているのです。
いま、文科省で話題になっている「プログラミング学習」があります。
これは、すべての子どもがプログラマーになることを求めているのでは無い。
世の中が、自動化、AI化したとき、そういった世の中の仕組みを知り、使われる側になるのではなく、使う側になる。
そういったことを学ばせるためにプログラミング学習があるのだと思います。
では、知的障害のある人はどうすればいいのか?
実は、彼らは記憶という意味では、ハンディを持つかもしれないが、判断する力は一般の人に劣らないものがあるかもしれない。
そう感じさせるような実践がこちらにあります。
iTeachers TV Vol.80 石神井特別支援学校 海老沢 穣 先生(前編)を公開
iTeachers TVは1日、iTeachers TV Vol.80 東京都立石神井特別支援学校 海老沢  穣 先生の「iPadを活用した特別支援教育の授業実践について(前編)」
海老沢さんのつとめる石神井特別支援学校は知的障害のある子どもが通う特別支援学校です。
しかし、そういった子どもたちでも他の通常の小中学校よりも進んだ実践がされているのではと感心します。
動画の後編も公開されたようです。
前編

【Vol.80】海老沢 穣 先生(東京都立石神井特別支援学校)前編:iTeachersTV 〜教育ICTの実践者たち〜

後編

【Vol.81】中田 智寛 先生(東京都立石神井特別支援学校)後編:iTeachersTV 〜教育ICTの実践者たち〜

動画の中で紹介した本はこちら。

さて、冒頭にあった図ですが、これは発達障害のあるお子さんの保護者の方が書かれたメッセージ。
ICTは様々な困難さを支援するが、最終的にそれを利用するために判断するのは私たち。そういった力を磨くための活用ができるといいと思っています。

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